ペット可の賃貸でよくあるトラブル3選と気を付けたいこと

持ち家以外でペットを飼いたい場合、基本的にはペット可の賃貸に移り住む事になります。しかし、当然他の住民や種類の違うペットも暮らしていますし、ペット可だからこそ起きるトラブルも少なからずあります。自分の身を守るという意味でも、他の人たちへ十分な配慮を心がけましょう。

今回はペット可の賃貸でよくあるトラブルを3つ、ペット可の賃貸に住むなら気を付けたい事についてお話していきます。

目次

1ペット可の賃貸でよくあるトラブル3選

ペットは人間とは違い、他の住民に対して配慮するといった事はできないため、ペットの問題は飼い主が解決していく事になります。今回はそんなペット問題の中でも特に多い、『騒音』『におい』『他のペットとのトラブル』の3つに焦点をあてて見ていきましょう。

1,1騒音問題

ペット可の賃貸である以上、防音性もしっかりあるはずですし、ある程度の音なら他の住民も想定内だとおもいます。しかし、その『ある程度』には個人差がある事は覚えておく必要があります。

猫の爪とぎや犬の足音、飼い主の生活音などは音の性質上他の部屋に響きやすいもの。特に2階以上の階に住むのなら、下の階に十分に配慮してください。また、鳴き声が大きいペットを飼っている場合は、深夜帯や早朝などの皆が寝静まっている時間の声に注意しましょう。

意外とあるトラブルといえば、飼い主が不在の時の音。普段は大人しいのにも関わらず、他の住民から苦情が来たのなら、飼い主が外出中の時に騒がしくしている可能性があります。もし寂しさや体調不良が原因の場合は動物病院やブリーダーに相談する事も視野に入れた方が良いです。

1,2におい問題

自分の飼っているペットなら、いつも一緒にいてにおいに慣れているかと思います。しかし、自分が気にならないからといってにおい対策を怠ってはいけません。他の住民はにおいに慣れているわけではないですから。

特にペットの体臭や排泄物、いつもペットがいる部屋の対策はしっかりしましょう。排泄物はこまめに処理し、お部屋もスプレーなどで消臭するように。体臭に関しては、定期的にシャンプーをしつつ、部屋ににおいがこもらないように対策していれば大丈夫です。

1,3他のペットとのトラブル

犬は毎日の散歩が必要なペットです。その人気もあって賃貸の中には、他にも犬を飼っている人もいるかもしれません。もし他の飼い主の犬と出くわす可能性があるなら、喧嘩にならないような配慮が必要です。

特に小型犬同士の喧嘩は、人によっては『じゃれあい』だと思ってしまうことも少なくなく、そのせいで怪我をしてしまうケースも珍しくありません。もし相手のペットや飼い主を傷つけてしまった場合、損害賠償を請求される可能性があります。

リードを短く持つ、他のペットと会うときは抱きかかえるなど、犬の行動に制限を設けるようにしましょう。

2ペット可の賃貸に住むなら

ペット可の賃貸は良くも悪くも他の賃貸とは全然違います。『ペット』という存在は、それだけ大きな意味を持つのです。そこで、ペット可の賃貸に住むなら気を付けたい事について見ていきます。

2,1契約内容はよく見よう

ペット可とひとくくりに言っても、その範囲は管理人によって大きく異なります。具体的には、『猫だけ』などの特定のペットだけOKとしている賃貸や、トラブルを避けるために小動物限定にしている賃貸、飼う数に制限を設けている賃貸などですね。

ただ、少しだけ気をつけたいのが、不動産サイトなどネットで賃貸を検索する場合、細かな条件が記載されていない事もあります。そういった場合、その賃貸の管理人や不動産に直接問い合わせるしかありません。

また、飼う数に制限がある場合は、妊娠や出産にも注意です。もし妊娠が発覚したのなら、早めに管理人に相談してみましょう。

2,2ルールとマナーを遵守しよう

異なる種の動物が一緒に暮らすのが『ペット可の賃貸』というものです。そこに住むのなら、当然ながらルールやマナーは普通の賃貸よりも更に厳しく遵守しなければいけません。今回の記事のようなトラブルの他、共有スペースをきれいに利用する、他の住民が不快に思うような事はしないなど、『自分以外に色々な人がいる』という事を意識しましょう。

また、もし自分以外の住民の騒音やにおいに悩んでいる場合は、直接被害を訴えるよりも管理人に相談することをおすすめします。直接お話してしまうと不要なトラブルの原因になったり、賃貸に居づらくなってしまう可能性もありますしね。

みんな仲良くとまではいかなくても、誰も不快な思いをしなくて済むような空間にしていきましょう。

3ペット可の賃貸で意識すること

ペット可の物件はどうしてもトラブルが起きやすいもの。『大人しく体格の小さい子』や『やんちゃで体格が大きい子』も同じペットというカテゴリーにいるため、自分と同じようなペットだけがいる空間にはならないのです。

それは住民にも言えることで、『職場に近いから住んでいる人』もいれば『犬は好きだけど猫は嫌い』というような人もいるでしょう。そういった人たちに対して過剰に配慮する必要はありませんが、それでも同じ住民として基本的なペットマナーは身に着けておくべきでしょう。

自分の身を守るためにも防音対策用のシートを設置する、掃除は小まめに行うなどの対策をしっかりしておく事が大切です。

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